Dream Art Laboratory


人の感情を動かす方法と会話の格闘術

人の感情を動かす方法と会話の格闘術 岩波英知の言葉・知恵袋集

どんな人間も感情によって突き動かされている

人はどこまでいっても感情の生き物だ。
自分や人の感情を震わせることができたら、その人は、この世の中を自分に満足して生きられるようになるでしょう。

そのためのツールとして、コミュニケーション能力、もっといえば、会話能力、話し方の技術に磨きをかけることを誰もがしてしまう。
そこに罠があったりする。

うまく話すことさえできれば、相手の気持ちが動く・・・
言葉の数だけ費やせば費やすほど、そして、きれいに流すことができたら、相手の感情が動いてくれる・・・
でも、そもそもそれが大きな間違いだったりする。

キレイに上手に話そうとすると相手の感情は逆に動かない

人の気持ちを動かすためには、きれいに上手に話をしては逆にいけないんだ。
それに磨きをかけようとすればするほど、会話や人間関係の袋小路にはまり込んで、その中でもがき苦闘する羽目に陥る。

人間関係構築のための会話・話し方、交渉術から営業術、そして異性の口説き方に至るまで、それらはストレートで打っちゃうと、相手の心には届かないし、距離を取られてしまう。
渾身のパンチであればあるほど、見事なくらい空を切ってしまう。

会話・話し方は、ジャブであったほうがいい。
人間関係構築のための会話は、情報伝達は実は必要ない。
流れを止めてしまうだけだ。

文章レベルの会話になってしまうと、相手の心には響かない。
逆に理性と醒めた感情を引き起こしてしまう。
でも、話す方は一生懸命喋っているつもりなだけに、その努力が仇となり、焦りやじれったさが入り、ますます相手との感情にギャップが生じていく。
頑張りが仇になっていき、どう話していいかわからなくなるし、そうなると自分の表情、容姿や存在そのものまで、その価値に疑念は否定感が入り込む。
第一、無理に喋ろうと肩肘張って緊張していたんじゃ、楽しくないはず。

どんな人も感情の交流を心のどこかで求めている

人間関係構築が苦手だったり、人付き合いにコンプレックスを持っている人であれ、普段からムスッとしている人であれ、心のどこかでは感情の交流を求めている。
苦手とか面倒くさい、うざいからといった理由で、あえて自らコミュニケーションをとらないだけであって、心の底は違う。

どんな人でも、感情ある人間だから、つまらなく味気なく生きたくないという本質的欲求がある。
「俺は孤独でもいいんだ」と一見覚悟を決めているような人でも、他者と感情の共有をしたいと無意識下では願っている。
そんなことだから、人間誰もが感情を動かしたい、動かされたいと願っているのは言うまでもない。
映画やドラマを見たり、音楽を聴いたり、旅に出たり、冒険するのも、感動するためだ。

相手の感情のニーズに応えられる人間がコミュニケーション能力の達人

コミュニケーションにおいて、そのニーズを与えることができる人が、いわゆる「話し上手」「コミュニケーション能力が抜群」と評される人だ。
そういう人間はやっぱり仕事もできるし、男性にも女性にももてるし、遊びも楽しめる。
学業成績や事務能力とは別なんだ。
仮に仕事なんかできなくても、引き上げてくれる上司にめぐり合ったり、協力者が現れるから、結局仕事がうまくいく。

別に人と群れろ、仲良くしろと言っているわけじゃない。
第一、私(岩波)が群れるのが大嫌いだ。
だけど、どんな人とでも上手くやれる。
仲良くしたいという気持ちなんか全く無いし、こういっちゃなんだけど、人なんかくそくらえぐらい思っている。
人間関係の悩みとは全く無縁だから、脳が自由で、他のことに限られた能力を振り分けられる。

無理に人に合わせて、仲良しごっこ、仲間ごっこをしなくてもいいんだ。
孤高の存在でもいい。
自分に主体性があり、自分をしっかり持ってさえいれば──。

人に合わすためだけに生きるな

ただし、会話のときだけ、「相手に合わせよう」とか、「相手にこう思われたい」「うまくいかないダメだ」をやっていたら良くない。
それでは人に振り回され、何のための人生か迷うようになってしまう。

会話・話し方を上達させ、人間関係の達人になりたいのなら、文章としての会話、「うまく話そう」「上手に話を持っていこう」なんていう理性と知恵が入り込んだ部分で勝負したら不可能だ。
相手の感情は、それじゃ絶対に揺り動かない。

最悪なのは「なぜうまくいかない、もっとうまく話さなくちゃ」と焦慮が加わって、ますます悪循環にはまるパターンだ。
知恵を使い出し、吟味し、焦燥感を拾い、ぎこちなさを増幅させ、一杯一杯の頭で、もっともっと上手に話さなくちゃ、でもだめだ…というドツボにはまっていく。

ジャブの会話術

会話でもコミュニケーションでも、情念がこもったストレートを打つような人間よりも、ジャブをやる人間に惹かれる。
言葉は一言、二言、あとは『あなたのことは嫌っていないよ、親近感持っているよ』オーラで、その空気を吸わせるだけでいい。
そこで『お近づきになりたい…嫌わないで欲しい…』という粘着的な空気を出さず、サラッとカラッとでいい。

「うまく話そう」という努力感が入っていると、そういう場や自身の感情、そして相手の反応にすっかり呑まれた脳みそが、ますます空気を悪くする。
話し方の上達は、もっと根底の部分からやらないと、決して成し遂げられないもの。
誰もが会話術本を読んでうまくなりたいと頑張っているけれど、一番根本的な部分を見失っていないか?

変に思われたくないからうまく話そう…会話や雑談が苦手になるのも当然

そもそも「うまく話そう、失敗しないようにしよう」という思考自体、会話が苦手な世界に渡航するパスポートみたいなものだ。
「変に思われたくない」というものも、そんなオーラが出てしまって、相手に伝わってしまう。
オーラとか空気とかは、知恵や演技では防ぎようがない。

特に女性はとても感覚が鋭いし、営業・交渉にしても、交渉相手が上の層に行けば行くほど、それまでの方法論じゃ通用しなくなる。
日常でも仕事でも、そういう厳しい世界がある。
だから開き直るしか、いい人間関係、あるいは仕事の成功体験を築く方法はない。

「そういうことなんかなくていい、うまくやらなくてもいい」という強い設定や開き直りのプラス暗示を、脳の情動部に入れ込むと変われる。
その前に、なぜできないか、なぜうまくいかなかったか、そこを脳の奥底の扉が開いている時間帯で整理を与える。

人間心理の本質を知る、気づく、悟る

そういう意味じゃ、『気づく』ことはとても重要だ。
いわば、『悟る』ことだ。
気づきが、雷に打たれたようなもので、はっきり知覚体感できればできるほど、それまでの流れを断ち切り、真の『会話・話し方の達人』になれる。
その気づきの世界で、会話と自身とその人生を見つめることからできるのは、他のやり方にはありません。

人間関係・会話・話し方に対しての固定観念、思考・視野狭窄を破壊していきましょう。
もしトラウマや根強いコンプレックスがあるのならば、同時に破壊解消できます。

ストレートを打とうとするな、ジャブだけで相手の感情をノックアウトできる

私はよく「会話をするな」「文章で話す必要はない」「話してはダメだ」「単語レベルでいい」「会話はジャブでいけ」というけれど、それはあまりに多くの人がストレートに磨きをかけようとしているから。
伝説の右ストレートなんか打つ必要はない。

ほんの小さなジャブで、実は人の心は動かされるものなんだ。
それこそ「今日は暑いね」「いきなり寒くなったね」(要は会話の中身などいらない)だけで、人間関係の土台を感情交流の面から築ける。
言葉の内容ではなく、流す空気が重要になる。

もちろん、最初から、いいジャブは打てない。
だからこそ、普段からの練習も必要だし、そういうことを「会話の格闘術」などで教えていきたいと思っています。

私自身、会話のジャブの積み重ねとある空気を流すだけで、別に計算も全くせずに、どこのお店に入っても良くしてもらえますし、頼んでもないのに、心のこもったサービスをしょっちゅうしてもらえています。
それが一度しか行っていないお店でも、ちょっとしたジャブをうっただけで、店員さんや店長さんが私を身近に感じてくれます。
だからといって、話なんかあまりしていないし、仲良くやろうなんて思ってもいません。

うまくいかなくてもどうでもいいという執着の無さに人は惹かれる

話をいったん戻すと、「うまくなんかいかなくたってどうでもいいぞ」と計算しない脳みそになってはじめて、相手にいい空気を流すことができる。
オーラはそこからいいものが滲み出てくれる。
これまでの泥縄対策の会話・話し方上達術では、いいところまでいっても「お話がとても上手ですね、楽しかったです。それではごきげんよう」となる。
これじゃあ、営業もうまくいかなくなるし、恋人なんてもっと縁遠くなってしまう。

もっとこの人と話してみたい、この人の話を聞いてみたい、私の話を聞いてもらいたい、という状態に相手の感情を持っていくためには、心に響く『言語』を発しなければいけない。
日本語でも英語でも中国語でもない、感情ある人間に伝わる言語だ。
それは感情・本能に訴えかける言語だ。
それは極論すれば言葉でなくてもいい。

「話してもらえるかな、うまく話せるかな、間が空かないかな? 空気が白けたらどうしよう…」
こんな気持ちでいたら、いくら話し方を磨いても、ベースから最初から道が間違ってしまう。

うまく人が喋ろうが、聞いている方は実は関係ない。まったく影響ない。
人に気をつかってこの世に生まれてきたのか? うまく話すためだけに生きているのか? 違うはずだ。

会話や人間関係における固定観念を捨てろ

でも、会話にコンプレックスや「こうあるべき」「こうあらねば」という固定観念がある本人は「喋れたかな、どうかな」と状況判断する。
うまくいかなければ、「私のしゃべり方が変に思われたかな」と思う。
考え続けると、それを超してしまって、一ヶ月経っても、その日の出来事にもだえ苦しむ。
まずいことに、退職しておじいちゃんおばあちゃんになったとしも、ゲートボール場、病院、温泉旅行、老人ホームで同じことを繰り返してしまう。
それって不安じゃないだろうか。

人はその人のことばっかり考えていない。
そんなこと関係なく自分勝手で生きている。
「どうあれ、何があろうが、私は私で行っちゃうぞ、やっちゃうぞ」という一種のイカレ具合がないと、そこから脱することが出来ない。
イカレというのは、覚悟を伴った感情に火がついた状態だ。

会話はジャブでいけ、というのは、会話に執着するなとも言い換えられる。

悩み事でも、会話に対しての固定観念にしても、過度にとらわれると、それがすべての世界になってしまう。
とことん思考の視野が狭くなる

生き様を確立しよう、人にどう思われるかだけの人生になるな

私は私の考えで行く。
主体的にやってやる。
それで白い眼で見る奴がいたら、「勝手に見てろよ、バカ」と思えばいい。

最初はなかなかできないし、一人では割りきれないところもある。
簡単にできていたらそもそも苦闘していない。

そのためにある私のプログラムだけど、設定として意識として、そちらの方向に持っていくといいです。
生き様や人生の設定から見直していかないかぎり、いくら研鑽しても話し上手になれません。

生きるって他人との比較じゃない。
人にどう感じられたかではなく、己がどう感じたか、感動したかだから。
相対的なものではなく、絶対的なものであり、自分がどれだけ生き抜いたかだ。

会話・話し方・営業・交渉・口説き方、人間関係構築、すべてにおいて、そこから是非やって欲しいと思っています。
それをやらないと、一生泥縄対策で、「うまくいったかな、どうかな」「今日はうまく喋れたかな、ダメだったかな」で、人生を終えてしまうことになってしまいます。

話し方のテクニックを学んでも悪い感情に支配されたら意味をなさない

人はテクニックだけでは決して進歩しない。
感情・本能・ハート・信念・生き様、そこから構築して初めて、会話でも仕事もでも何でも進歩します。

会話の格闘術は、テクニックだけを決して教えません。
結局無意味なのがわかっているからです。
皆さんも、テクニックだけじゃ実はダメなんじゃないか、もっと別の何かがあるんじゃないかと気づいていると思います。
そもそも己の根本を見ないで、テクニックだけで何とかしようということが、うまくいかない原因です。

話し方だけにとらわれない、槍が降ろうが、隕石が落ちてこよう、悪意が降り注ごうが関係ない生き様を持った人間にするためのプログラムです。
そういう人は、会話でも何でも、必ずうまくいくようになります。
会話やコミュニケーション、その技術論といった狭い世界にとらわれないでください。

 

※ この文章に当てはまる方は、こちらのプログラムが効果的です

対人関係の悩みを克服したい方

会話上手・話し方上手 話し下手・会話下手    人の感情を動かす方法と会話の格闘術 岩波英知の言葉・知恵袋集

人間関係対処法】 【話し方・会話術向上対人恐怖・社会不安障害克服法】【あがり症克服法人間心理の本質


奇跡の脳覚醒 頂点を極める成功哲学(岩波英知の本)

岩波先生著作『奇跡の脳覚醒 頂点を極める成功哲学』 絶賛発売中


<< このページの上に戻る


発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

言葉集完全版を読みたい方はこちら>>>
twitter版岩波の言葉集はこちら>>>
ブログ版岩波の言葉集はこちら>>>





コース形式・料金システム

岩波英知脳覚醒セッション 料金システム

[ベーシックコース]
通い形式集団コース(10回)
600,000円

※現金一括払いのみとなっています。


予約は、柔軟に決めることができますので、ご自分のペースで通ってきて下さい。

プログラムの時間

脳覚醒セミナー(東京・大阪)、覚醒瞑想プログラム

東京・大阪の事務所を岩波先生は行き来しています。 東京滞在時、大阪滞在時の正午から夜まで行っています。

※火曜日・金曜日は岩波先生は出張等のため事務所にいません。

予約をするには

岩波英知脳覚醒
プログラム予約方法

まずは メール ・及び電話(※) をしてください。
メールでは、目的や悩みの症状、お名前、お住まいの場所を書いて下さい。
その後の流れについて、悩みについて、予約の日時について、電話コンタクトをとられた際に、先生の指示に従ってください。
※東京の事務所と大阪事務所への電話は岩波先生の多忙と出張のため、通じないことが多く、 メールフォームからが確実 です。


電話は「非通知設定」では通じません。
いきなりのご来訪も固くお断りしています。
日本海外問わず遠方の方でも、電話カウンセリングのみのプログラムは行っておりません。
よろしくお願いいたします。

連絡先

連絡可能時間は
11時30分~16時(火曜・金曜以外)
※時間が遅くずれても通じる時もありますので電話されても大丈夫です
ですが、なるべく早い時間にコンタクトをお取りください
岩波先生は西新宿事務所と大阪事務所を行き来しています
東京(大阪)滞在の場合、大阪事務所(西新宿事務所)は不在となります

東京西新宿事務所(西新宿)

03-6416-0611

東京都新宿区西新宿 3-5-3-216


大阪事務所(森ノ宮)

06-6973-6100

大阪市東成区中道3-3-7-207


携帯はこちら↓(お気軽にお問い合わせ下さい。岩波先生の携帯ではありません)

080-3382-0774

脳覚醒
プログラムへのメール申し込み

メールフォームから送れない方はこちら