Dream Art Laboratory


安心の中に不安あり、不安の中にこそ安心がある

親の教育、しつけ、抑圧、自己否定、神経症、悩み

悩みたくても悩まない思考

私(岩波)は人によく「いつも元気ですね。パワーがありますね」と言われます。
なぜ同年代よりも元気があるかというと「リスクを背負ってもいいし、何が降ってきてもいい、やってやるぞ」と思っているから。
少なからずそんな風に生きています。

はったりの元気じゃなくて、「何があってもいい、リスクなんかいつでも来い」という覚悟で生きている。
ある意味、人よりも違う方向や違った視点で生きているところがあります。
平穏を何よりも望む人からすると、ズレた考え方かもしれない。
だからこそ悩まない。


安心安全ばかり望む逃避の姿勢になっていないか? それが不安を呼び寄せる

だけど、平穏・安心を望むことこそ、危険と不安に襲われる考え方だ。
平穏・安心志向は当たり前の思考だし、望まないほうが本当はいかれてる。どうかしてる。

そこで人生を振り返ってください。
心が不安や緊張に呑まれた時、平穏・安心・普通欲求志向になって、逆にいつまでも悩む原因になっていなかったか?
この誰でもやってしまう当たり前の思考回路が、神経症解決を先延ばししてきた大きな原因です。

違う視野から物事を見てはじめて、その悪循環が断ち切れるけれど、ここでも逆転の発想をしないといけない。
従来とはズレた思考を身につけないと、ずっと同じ思考を繰り返してしまう。
そうなると、今までの苦心に見合った見返りは得られないまま、将来もさらなる悪循環にはまりこみながら、より辛酸を舐めていくことになります。

安心を望みすぎると、ちょっとした受け流せばいい不安の量でも、あってはいけないものだ執着し、受け流せない量にしてしまう。
この状態が不都合極まりないし、生きるのに効率が悪いものだから、常に不安チェックして、「大丈夫かな」とやる。
しかし、不安の水牢で浸かり、余計おびえてしまう。


計算通りいかないのが人生、それが当たり前、だから不安はない

心を騙し騙し調節しながら「今日もやっていけるかな、平気かな、ダメかな、失敗したかな」ばかりやっていると本当の安心は来ない。
人生がうまくいかないとき、なるべく負担を感じないで生きようとしてしまう。
けれど、そこに悩みを悪化させる罠が潜んでいる。

「うまくいってもいかなくても、計算通りいかなくても関係ない。やるだけだ」で生きると、のちのち安心や平穏がやってきます。
そこに駆け引き、症状チェックはないし、小ずるく頭を働かせて得をしようだとか、きつい思いをどうにかしないように計算する頭がない。
だから難しく考えないで済む。

逆に言えば、常にそれをやってしまうから悩みを強化してしまう。
あまりに煩雑で理屈や知恵をフル回転させてしまうから、コンピュータが処理しきれずおかしくなってしまう。

100%のCPU稼働を何年もやり続けて、何が生まれたか?
それは、 マイナス思考が導き出されただけかもしれない。
システムもそれでダウンしてしまうから、抑うつ状態になってしまう。
神経もぼろぼろになっていく。

楽してうまくやりたいと思う心だと、勝手に「うまくいかなかったらどうしよう」と不安を寄せてしまうだけ。
最初の願いとは逆の変なスパイラルに陥る。


リスクの中にだけ本当の安心がある

そこで「もういいぞ、うまくいかなくても、それでもやるだけだ!」という精神状態が大事だ。 
これは一種のリスク覚悟の思考だし、行動力やパワー、元気につながる。

そこまでいくと、開き直っているし割り切りもついているから、逆に楽に感じられる。
焦りも感じないし、もっとうまくいい循環になってくれる。
そして、人が当たり前にやってしまう思考からズレた頭、イカれた頭でものごとを捉えないと、ずっと同じ罠にはまってしまう。

ズレた頭、イカれた頭とは、普通やってしまう思考(つらい時こそ平穏志向になる)から方向をずらすという意味。
そして理屈を超えた魂の世界という意味だ。

普通にやっていたんじゃ、いつまで経っても神経症を含む心の悩みは解決できない。
それに同意してくれる人も多いと思います。
「不安の中に安心がある」とはこういった意味です。
または、「リスクの中にだけ本当の平穏が訪れる」とも言える。


不安とリスクをを恐れ、逃げ、避けた末の結末

例を出して言えば、格闘家が思いきり叩かれて痛いなと怯えていたら、とてもじゃないがリングに上がれない。
「どれだけ殴られても蹴られても、俺は向かっていってやるぞ。相手を叩きのめしてやる!」
そういう気持でいるからいい試合ができる。

その時は頭もかなりいっちゃっていて、「3ラウンド以内に奴をKOしてやる」とプラス暗示をかけて望めば怖がらず試合できる。
普段の実力も発揮できる。

「やられたらどうしよう、恥をかいたらどうしよう…」と思っていたら、恐怖が増幅するだけ。

ある分野を追求している人でも同じ。
芸術家、科学者、研究者、オリンピックでメダルを取る人、成果を出す人はみな人とはズレた、イカれた頭を持っている。
いっちゃっている。

批判されても気にしないで走っちゃうから、雑音が入っても集中している。
そして人が及びもつかないような成果を上げてしまう。
普通は雑音が入り込んだだけで状況判断して、「これをやっていていいかな、どうかな、やばいかな」と思ってしまう。


不安を消すための行動は火に油を注ぐ

悩んできた人が、悩んできた以上のものをこれから挽回するには、そういう「イカレ」「狂」をいかに前向きに走るかで使うべきだ。
ドラえもんなんかいないんだから、失った過去は決して取り戻せない。これから積み上げるしかない。
人と同じことばかりやっていたら潤いのある未来はない。

だから心の悩みに一度罠にはまると抜け出せないのは、みんな同じ対策しか取れていないからだ。
同じ思考だと停滞し続けることにもなる。

あとは何に向かって走るかだ。
高い目標設定も必要になってくる。
それを必ずやり遂げるというプラス暗示も、目標にたどりつくための逆算から導いたシミュレーションも

目標が見いだせない人も多い。
そういう人はとにかく何かをガムシャラに取り組んでみる。
目標が見つからないことを言い訳にして停滞していたんじゃ、せっかくの人生がもったいない。

不安を消すためを目標にしていたのでは、一生不安や恐怖にうなされる。
不安ばかり執着して向かい合っていたら、もっと不安に攻撃されるから、焦りだす。
焦ってテンパった頭では、どんなことも不可能になる。
この流れに恐怖心を持って欲しい。
一生楽か不安だけか、貴方は今その瀬戸際に立っている。


安心は不安を引き寄せ、不安・リスクこそ、真の安心・平穏を吸い寄せる。


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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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