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あがり症、社会不安障害、対人恐怖克服方法

あがり症、社会不安障害、対人恐怖克服方法


1 対人緊張の人の多くの思考 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

対人恐怖の悩みがある人は、好意を抱かれても戸惑ってしまう。
好きな人であるがゆえに、つきあって相手に迷惑をかけたくない。
お互い好き合っていても、距離をとらざるを得ない矛盾がある。

好きだからこそ離れなくてはいけない悲劇。
でも心のどこかでは距離をとりたくない欲求もあるし、ずっと仲良くやっていきたい思いが強い。
そのジレンマと矛盾が、対人緊張の人にはある。

職場、学校、近所における知人・友人関係でもそう。
仲良くなったからこそ、自分から距離を取らないと、いずれ相手をがっかりさせるかもしれない。
せっかく自分を仲良くしてくれたのに、それが申し訳ないという気持ち…。

だからこそ、仲良くなればなるほど、ぎこちなくなるし、緊張が増していくだけ。
関係が自分のせいで壊れたとなるかもしれないと思うと、もう恐怖でたまらない。
相手の一挙手一投足を敏感に察知し始め、どんどん身動きが取れなくなっていく…。
しかも、人間関係はどこにいたって構築せざるをえないものだから、将来について考えても憂鬱でたまらない。

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2 あがり症の思考と逆方向の発想 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

「視線が私の所に来るな、みんな私の声を聞いているな、注目されている・・・、どう思っているんだろう、うまくやりたいな、失敗しないようにしよう、普通に見られるようにしよう」と思ってしまうのがあがり症の思考です。
あがり症が続くと、完全に受け身の思考になり、どんなに対策をとっても緊張だけが反射的に増していく。

だからこそ、逆の発想をしていかなければならない。
「それを伝えるんだ! わかってほしいんだ! 聞かせるんだ! 社長でも先生でも何でも聞いてくれよ!」と。
「私だけがこれを伝えられるんだ!」
その気持を高めた上でその場に臨む。

どう思われるかをすっかり捨てるくらい、逆方向の暗示をかける。
異性の場合でも、「女の子に嫌われないかな、よく思われるかな……」と緊張してあたふたするより、「女を口説き落としてやるんだ!」と思う姿勢と同じ。
受け身の思考は、多いな成功は望めず、失敗だけを引き寄せる悪魔の呪文みたいなものだ。

「俺がやってやるんだ! 言ってやるぞ!」で臨むと、あいつはすごいなと思われる。
その時の自信は決してお金では買えない。
アラブの石油王が何百億かけても無理だ。
つまり、怖いことに簡単に解決できる問題ではないということで、どれだけ多くの人がずっと苦しめられているのだろう。
しかし、暗示を深く無意識に浸透させ、情動の感情に火をつけたら、あがり症の思考の逆転が可能になる。

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3 人との比較とコンプレックス 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

人と比較しすぎると、精神的にドン底にはまる。
対人関係で緊張する人は、思春期にコンプレックスを感じる。
背が低いだの、足が太い、短いだの、ニキビが、包茎が、スタイルが、髪の毛がどうだの……あげて行ったらキリがない。
それがずっと大の大人になってもやってしまう。

コンプレックスは人との比較によって生まれる。
劣等感が強まっていくと、パーツへのコンプレックスだけじゃなく、自分自身へ劣等感を感じてしまい、不安を引き寄せてしまう。
コンプレックスポイントだけに執着していくと、あらゆる方面へ劣等感が拡大増幅していく。
ダムがたったひとつの破損箇所から決壊していくように、マイナスの感情もそこからすべてに波及していく。

自分が標準だと思おう。
自分の都合よく生きていないと、どんどん自己嫌悪を引き寄せてしまう。
比較してはダメ。
プライドもあるし、格好つけたいのもある。だからコンプレックスを感じる。
もし本当に格好つけたかったら、「ニキビが増えたかな、減ったかな」で生きて、執着して悪い感情に呑まれるよりは、「それぐらい何なんだ、ふざけんな!」ぐらいの生き様の方が格好つく。
そのハートが、その人の大きな空気の色(オーラ)を変える。

例えば、ニキビばっかりに執着し、ニキビが一個消えたから喜んでいるようなハートだと、何かあった時、どっちみち心が呪縛されてしまう。
表面的な事象よりも、コアから構築した生き様の方が大切だ。

さらに言えば、コンプレックスは、逆にチャームポイントにもなる。
どちらの印象を持たれるか、それは自分の思考次第なんだ。

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4 あがり症と主体性 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

「どう思われたかな…緊張しないで落ち着いていられればいいな」とばかり思う人がいる。
その一方で、人を緊張をさせているような奴ほど悩んでいない。
自分がどんな風に生きてやるかが何よりも先。

貴方はどう思われるかの為だけに生まれてきたわけじゃない。
「俺の心がばれちゃったかな?」 「私の顔、どういう表情かな?」 「震えたらどうしよう、気づかないで欲しい」 「人から笑われないようにしよう」
受け身や逃げる方向ばかり行くと、どこまでもはまってしまう。

緊張というものは生きていたら必ずあるもので、悪いことにそんな姿勢の人に容赦無い。
絶対に逃げ切れることはない。
それは自分自身の心が発しているものだからだ。
生きている限り、無意識の影響から逃れられる人間は皆無だ。
なかったことにもできない。
かならず抑圧された強烈なエネルギーが、総攻撃してくる。

人を緊張させて、自分は緊張しない人間は、「私は今日何を訴えてやろうかな、皆にわからせてやろうか」 「俺は喋りたいんだ」と思えている。
だからあがり症とは一番無縁だし、不安がなく能力を存分にどこでも発揮できている。
貴方よりも才能がない人間であっても、結果としての能力として大きな差がでてしまう。
劣等感と自信という全く正反対のベクトルを歩むことになる。

主体性を持ってどう思っていることを発するかと、「どう人に思われるか、どう良く思われるか、失敗しないようにしよう」はそこまで差が大きい。
つまり、前者の思考を獲得できたら、緊張が緊張を呼ぶ悪循環を断ち切ることができるということ。
今やっているものとは、逆の思考じゃないと、あがり症と過緊張のマイナススパイラル脱出は難しい。
一生あがり症を解決できず、ずるずるともがき苦しみかねない。
自分が自分であるかぎり、どんなに逃避しても緊張は襲ってくるのだから。

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5 あがり症のトラウマ強化 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

あがる人は、苦手な場面で「私は落ち着いている、落ち着け」と言い聞かせているが、実はあがるための暗示をかけてしまっている。
「大丈夫かな? あがったらどうしよう? 失敗したらおしまいだ」という不安や焦りの感情時に、「落ち着く」自己暗示をかけても、自分の精神的苦境を強く再認識するだけに終わっている。
結果的に、非常に強いマイナス暗示をかけてしまっている。

不安と恐怖と焦っている時、人はいとも容易くマイナスの自己暗示にかかる。
プラス暗示には全く反応しないのに…。
そんな一番マイナス暗示が浸透しやすい中でやっているから、あがり症の罠から抜け出せないのは当然なんだ。
ずっと同じことの繰り返してをしてきたから、場数を踏んでも慣れるどころか、逆にあがりを強化してしまう。
もはや場数や場慣れの問題ではなく、トラウマ強化の場になってしまう。
そこで話し方教室や会話術の書籍で話し方の技術を身につけても、意味がなくなる。

恐怖と不安がますます増して、焦りの感情ばかりの時に、毎回同じことをコピーを繰り返してきたら、いつまでも悪いサイクルから逃れられないのは当然なことだ。
そういう理由があるのだから、「なぜ治らないんだ? 何が悪いんだ!」と苛立ち混乱するよりも、まずはそこを認識したほうがいい。

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6 自分の心はそんな甘くはない 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

人に変に思われたら? 人に嫌な印象与えたら? 自分がこれをやったら相手はどう思うだろうか? 

そういう想像ばっかりすると、想像の世界だけで飛躍してどうにもならなくなる。
その思考の位置を変えないで、その狭い世界だけで行くと、ずるずると心が飲まれておかしくなる。
そうなると、どんなに必死にもがいても、自分の首を絞めるだけになる。

考え方のすり替えをしないと、その泥沼地獄から抜け出せない。
逆に言えば、それができたら、どれだけ人生が楽になるか、ということ。

恥と緊張なんてものは、本人が「俺はこうしたい!」という「何にも勝ってそれだ!」という大義名分を積み重ねていくと薄れる。
もっと言うと、恥も緊張も楽しめるようになる。
そんなものに執着しなくなる。
楽になるための努力(=いかに変に思われないか、無難にやっていくか)をずっとやっていたんじゃ、いつまでも脱出できない。

人生なんてあっという間だし、怯えて生きても一回、覚悟して生きても一回。
まして、こういう時代で、みんな甘っちょろく生きている。
覚悟や建設的信念を誰もが持ちたいと思っているし、そういう人間を政財界などに我々は求めている。

しかし、自分となるとそれができなくなっている。
そんなに気張らないで安心してのんびり暮らしたい、と思う。
だけど、覚悟や生き様を持った人じゃないと、その境地に達しない。
逃げたり守ったりして、安逸安楽な生き方ができただろうか。いやできてこなかったはず。
人の心、いや自分の心はそんなに甘くはできていない、残念ながら。
せっかくの限りある人生なんだから、自分がそうならなくて、何のために生まれてきたのか。

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7 手の震えの心理、震えない心理 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

手が震える時、人は震えを抑えようと必死で努力する。
手や腕や肩に力を入れて震えを止めようとしたり、「私は落ち着いている、震えるな! 震えてはまずい、人に悟られてはやばい、なんとかしないと。震えるな!」と精一杯心の中で戦う。

しかし、この思考に入ると、焦りはますます強化され、手の震えや書痙への執着は二度と消せないほどになっていきます。
震えの悩みで、せっかく就いた職業なのに、多くの人が転職、廃業に追い込まれています。
そして、対人関係でも重い枷となって、どれだけその後の人生を支配してきたかわかりません。

常に震えたらどうしようという予期不安に苦しみ、震えるシチュエーションでは、何とか震えを抑えこもうと、もっと異常に肩や腕や手に力が入れようとする。
しかし、精一杯の努力と対策に反し、ますます震えが増幅していく。

この焦りと執着と不安と異常な疲労感がエンドレスに続いていく。
心がすっかり不安と焦燥感に飲み込まれて、冷静さも客観性もなくなっていく。
肩から背中、手までが異常に硬くなり、肉体的にも震えやすい体になってしまう。

そうなると、今まで震えない場面でも簡単に反射的に震えてしまうようになる。
どんどん震えの悩みの執着が増し、その執着が悩みを強化する悪循環にこうしてハマる。
そんな人が「震えるな、私は落ち着いている」といくら自己暗示をかけても悪い執着を強化するだけだ。

思考のベクトルとしては「どのくらい震えるか見てやるぞ! 震えたいなら勝手に震えていろ! だから何なんだ!」という方向で行かない限り好転は難しい。
逆にそういう思考ができる時、執着が外れているということ。

心理的な緊張による手の震えや書痙は、そうなるだけの理由がそれぞれの人生にある。
そしてそこに執着しているからこそ泥沼に浸かる羽目になる。
脳覚醒トランス状態下で「なって当然の流れで私は来たんだな」と心の奥底から気づくこと、それが手の震えへの執着を外してくれる。
受け入れることができ、余裕が生まれ、広がった心の枠が震えのメカニズムをやわらげていく。

そして、上述した思考のベクトルへと変われる。
そうなると体の力も抜けていき、震えの衝撃が和らぎ、脳にももっと余裕ができ、好循環へ向かっていってくれる。
そうやって自信を取り戻した人はとても多いです。
震えるには震えるだけの理由があり、震えなくなるのもそうなるだけの理由と思考がある。

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8 親の目、世間の目、自分の目 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

対人恐怖の人は、親や故郷(親の目、世間の目)が癌になっている。
人目を気にせずリスクに挑戦できる人はそれが絡まない。
親が引っかかっている人は、その負荷がかかると自分のパワーが消失する。
自分が出せなくなったり、いつも親の目・世間の目に支配されて何もできない。
道徳観念・罪悪感で抑圧したり、わがままをしてエゴを満たせなくなり、がんじがらめになる。
まずいことに親や世間を意識するということは、それ以上の意識を他人にも適用してしまう。
結果、家でも外でも苦しむことになる。

親ってものすごく影響を与える。親の目は世間の目になり、他者の目となる。そしていつも自分の目に自分が支配されて身動きが取れなくなる。
行動に制限をかけて生きしまったということは、それだけ感情的に鬱積した抑圧がひどくなっている。
プログラムで心の中をリセットさせ、幼い頃から溜め込んできたものを納得して沈めてやれば、親の目、世間の目、自分の感情的抑圧から晴れて自由になれる。

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9 自臭症の心理と対人緊張 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

特に思春期において、『自分の臭いが人に不快な思いをさせているのではないか?』『皆迷惑して、私の悪口を言ったり嫌っているのではないか?』と怯える症状がある。
汗の臭い、脇の臭い、オナラの臭い、体臭、口臭などにとらわれて、存在することがひどく苦痛でたまらない。
「気にしないように、清潔にしなくちゃ、臭いがバレないように」などそればかり考えると、余計緊張する。
臭いにひどく執着して、過度に緊張している人にとっては、自分から余計臭い出るように感じてしまう(この場合、他人がいくら臭っていないと言っても、本人の嗅覚にはそれが反応している) 。

そうなると、周りを怯えた眼で、「あの人は臭いを感じたな、感じられたら困るな」と周りの表情や仕草(鼻の辺りを指で触る、咳払いする、舌打ちをするなど)を見ると、絶対感じているなと思ってしまう。
あの人は避けているなとか、笑い声が聞こえてくると自分を笑ったなとか、それぐらい敏感になる。
それが人のいるところでは毎日続くわけだから、ボロボロにならないわけがない。
電車に乗った時、職場や学校での座席配置、すべてに影響する。
職場で耐えられなくなって、転職の繰り返したりする。
恋愛や結婚に関しても大きく制限してしまう。
ドライブでも隣り合って座ることでも何でも、自臭症が適用されてしまう。
好きだけど相手と距離をおく。好きだからこそ別れてしまうケースが多い。

どういう環境に多いかというと、親が真面目な家庭に多く発症する。
世間体とか、こうやったら恥ずかしいとか、これはいけないでしょ、という家庭だ。
保守的でこうあらねば、という思考で抑圧されてくると、自臭症に発展しやすい。
これは何も自臭症の人だけのことではなく、対人恐怖、視線恐怖、社交不安障害など対人緊張の症状すべてに共通している。
これまでの対人関係の中で臭いのことをたまたま指摘されたとか、自分の臭いに対して敏感になっている人は、自習症へと悪化しやすい。

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10 あがり症克服と脳と体の緩み 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

「頭が真っ白になる、息苦しくなる、パニックになる、手足が震える、声も震える」というあがり症。
自己制御できなくなってしまうのは、緊張が強くなりすぎて体が硬直し、精神的にも肉体的にも緩みがなくなってしまうからだ。
その状態でいくらあがり症対策をしても、心が勝手に飲まれてしまう。極度の緊張状態でもっと体が固まっていく。
この永遠の悪循環から抜け出せなくなる。

緊張に飲みこまれないような体の緩みと精神的な心の枠(余裕)を作らないと負のサイクルは断ち切れない。
体が硬いと、ちょっとした心の傷や衝撃でも、増幅して自分で悪化させてしまう。
だから体と脳に緩みを再び味あわせなければならない。
体を緩めるといっても、マッサージや整体のそれとは違う。
脳が過度に緊張させ体を硬直化させてしまうのだから、大元の脳を芯から緩めなければならない。

どうすればいいのかというと、脳が極度の緩みを味合わせることが近道だ。
それは脳が深い変性意識状態(トランス状態)に入ったときだ。 
脳を内部からマッサージして緩める方法がある。
それにより機能停止した脳が冷静さと余裕を作り出し、緊張に突き上げも軽くあしらえるようになってくる。

脳が緩んでいないときの自己暗示(緊張しない、震えない、うまくやれる、落ち着いている!)は全てマイナス暗示となって緊張をさらに増していく。   

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11 物音恐怖、騒音恐怖と対人恐怖 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

対人緊張の強い人は人にどう思われるかを気にし、変に思われたくないと思う。
つまり、内面に意識のベクトルが向きすぎている。
アパートやマンションで一人暮らしをしていてもそう。
たまたま自分が立ち上がった時、隣(上)からゴトンと音が鳴ると、こちらを意識して音を鳴らしたと妄想してしまう。
皿洗いを始めたら、トイレに行ったら、リモコンを落としたら、隣が音を鳴らした……どこまでいっても妄想はきりがない。

一人でいても隣(上)の挙動が気になって、その物音に病的に取り憑かれて、心が安まらなくなったりする。
物音、騒音への予期不安が生じ、ますます敏感になっていく。
そして物音がしたら、異常にビクッとしてしまい、さらに予期不安がひどくなる。
物音がしなくても、騒音主が帰ってきたらどうしようと身構えていく。
家という平穏無事にくつろげる最後の空間でも心臓がドキドキして心が休まらない。
ノイローゼ状態がさらに悪化していって、交感神経だけが優位に働く。
ストレス、イライラ、不安、うつ状態、そして安心を奪う騒音主への殺意によってぼろぼろになる。

音は対人恐怖や社会不安障害の人にとって密接な関係だ。
音は一度気になったらとことんまで気になるものだ。
これは視線や脇見や仕草と同じで、神経症になったら執着対象にとことんまで囚われ続ける。
どんなに知恵や気持ちを強くして『気にしない』ようにすると、もっと気になっていく。

集合住宅の物音は人の姿が見えない分、マイナスの想像が増幅しやすい。
そして、音は出された方が常に受け身だ。「生殺与奪権」は相手側にある。
そして被害意識と密接にリンクするため、相手の音が自分に向けられていると思ってしまう。
自分が出す音にも敏感になっていく。
自分の気配を感づかれたくない。 だから自分はひっそりと暮らすけれど、相手はお構いなしに大きな音を立てる。
自分はこんなに我慢してくれしているのに…と騒音主が憎くたまらなくなり、敏感なアンテナと予期不安でますます神経からやられていく。

物音恐怖と騒音恐怖は、対人恐怖、視線恐怖症などとどれも同じ思考回路から起きる。
これに悩んでいる人の数はとても多い。  

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12 落ち着かなくなる呪いの暗示 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

「落ち着く落ち着く」は落ち着かない魔法(呪い)の言葉。
潜在意識と暗示的観点から言うと、落ち着かない状態を認識した上での焦った自己暗示だから、逆に落ち着かない自分を深く認識させ、不安を増幅させてしまう。
結果的には「落ち着けない、落ち着けない!」と繰り返しているようなもの。

一人での孤独な戦いはこんな罠が潜んでいる。

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13 人間関係での緊張と不安の増幅メカニズム 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

場を繕おうとする空気こそが、自分をぎこちなくさせ、場もぎこちなくさせ、周りまで気を使わせる。
私は相手が緊張している時や不安を感じている時、相手の緊張や不安を無視して雑に扱っています。
そうすると相手の緊張がほぐれやすくなる。
しかし、相手の緊張や不安を汲み取ってしまうと、相手はますます緊張するし、どちらもどんどん動きが悪くなる。
お互い居心地が悪くなるし、次からはますます固まった空気が流れる。

その悪循環を打ち壊すには、自分自身がいい意味で雑になり、地を出し、主体的に行動し、自己主張をして、エゴを満たす。
その時の解放感や気持ち良さや言いたいことを言った満足感が、次第に固まった空気をほぐしてくれるいいオーラを出してくれる。

人間関係がうまくいく時は、自分からも相手からも自由でいることだ。
囚われてしまったら、表情は固くなる、無理な笑顔もひきつる、脳が働かなくなる、相手に緊張を伝染させ相手の緊張を何倍にも受け止めてしまう、何を話していいかわからなくなる。

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14 緊張からくる震え、書痙の根本的解決法 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

手が震えや書痙は自分の意志でコントロールできないところに悲劇がある。
そして、手が震えたり書痙になる人は例外なく肩、肘、手、指先に力が入りやすくなっている。震えを止めるための当然の防衛機制だ。
どうしても筋肉をつかってコントロールしようしてしまうが、それではますます震えや書痙が悪化してしまう肉体になってしまう。

そのマイナススパイラルに入らないようにするためには、肩や肘や皮脂や手や指先が緩んだ時の状態を脳にインプットをする。
震えたり書痙になっていない何にもとらわれても考えてもいなかった頃のような状態だ。
それは脳覚醒状態が深まると作り込めるようになる。

また震えや書痙は、プライドを維持しないといけない場面でなってしまう。
だから、そこへの感情的抑圧や不安、心の負荷を脳の中から取り除いていく。

震えないようにいちいち対策すると、いわゆる小細工になったり、バレない方法ばかりを模索してしまうから、さらに脳は震えや腕や手ばかりに執着していく。
今まではそれしか方策がなかったからどうしても頼らざるを得なかったが、墓穴を掘り、何年も何十年も悩み続けることになってきたのも事実だ。そこで失われた時間は悩んできた人にしかわからない苦しみだ。

その悪循環を根っこから破壊しなくてはいけない。
1年克服に取り組んで難しかったものは完全に悪いサイクルに入っていることなのだから、それを根こそぎ断ち切らなくてはいけない。

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15 誰のための人生か? 人などくそくらえだ 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

人の顔色をうかがうことを死ぬまで繰り返し続け、人間関係に悩む人生にしたいのか?
たった一度の人生は人のためにあるのではない。自分のためにある。
自分がどれだけ人生で感動したかだ。

エゴを押さえつける必要はない。
エゴを満たすことはできの悪い生き方だと心のどこかで思うかもしれない。
ならば、「出来の悪いままいってやるぞ!」と思った方が人間的な命が広がる。
出来のよい綺麗な状況判断する生き方をすると、綺麗じゃない人生になる。
自分の内面を見てほしい。
そこに渦巻いているものは『不安、猜疑心、恐れ、落ち込み、苛立ち、嫉妬』ばかりじゃないだろうか?

人なんてくそくらえだ。自分ありきだ。自分以外にありえない。

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16 脇見恐怖症の苦しみ、視線恐怖症の絶望 【社会不安障害・対人恐怖解決方法】

視線恐怖症の一種に脇見恐怖症がある。
この脇見恐怖症は思春期に発症しやすく、何十年にも渡って、視線恐怖や脇見恐怖に苦しめられる人は多い。
自分の強い願いとは逆に、気にしないようにしようと思うほど、呪いのように何百倍も気になってしまう。

そもそも視線恐怖症自体が、ベースが『人によく思われたい、変に思われたら嫌だ、恥をかきたくない』というベースが異常に強い。
そして『ここで緊張したらまずい、人に知られたくない』という戦いに入り、例えば学校や職場で人に不愉快にさせてしまったらどうしようという観念にとらわれる。
相手が視線を避けた、顔を背けた、あっちを向いたのは自分のせいだとか、あの表情は自分に嫌なな印象を持ったからだと落ち込む。

そして、あんまり見ないようにしようとすると、逆に気になって視線が引っ張られる。
どんどんはまっていくと、目のやり場がなくなる。
黒板をしっかり見ようとしても、視線に入る周りが邪魔になる。
後ろで音がなるとそちらも気になってしまう。

周りに視線恐怖(脇見恐怖)が発覚しないように寝た振りなど色々と努力する。
電車やレストランなど色々座る位置を考える。
表情が硬くなったり、視線がきつくなると、ますます不愉快な加害意識に悩む。
何とか普通を装うとすればするほど、緊張が増し、集中力がなくなり、頭が真っ白になる。
ひどくなると誰に対しても落ち着かなくなる。

考えれば考えるほど脳みそが視線に執着して、はまっていく。
どうして他の奴らは普通なのに自分だけ視線や脇見が異常に気になるのか、と悩み続けるが答えは出ない。
もうこの状態が許せない、納得いかないとイライラもするし、気にしなければいいと自分に言い聞かせた分だけ、常にチェックしてしまう。

自分の脇見、視線が周りの人に迷惑をかけている、気にしないようにしようと思うけれど、どうしても脇見が気になる。
視線がどうしても引っ張られてしまうため、加害意識を持って罪悪感を感じるが、努力で脇見をゼロにすることができない。
ありったけの気力で視線を引っ張られないようにしようとするけれど、そのエネルギーの分だけ気になってしまい、ヘトヘトに神経も目も疲労してしまう。

この泥沼と悪循環にはまってしまうのが脇見恐怖症や視線恐怖症の怖いところだ。
考えれば考えるほどドツボにはまる。
しかし考えないようにしても、ひっぱれてしまう。
強迫的に、病的な悩みが跳ね返ってしまう。
自由がない、つねにとらわれる、人がいるだけでストレスで、常に苛立ち、落ち込み、不安、恐怖の渦に巻き込まれる。

対人恐怖の中でも視線や脇見に関する悩みはとても多い。
孤独に戦ってきた人は、自分だけではないことを知ってほしい。
この症状を私のところで克服した人は多いのだから、希望を捨てないでほしい。

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※ この文章に当てはまる方は、こちらのプログラムが効果的です(同一コースで、何個でも同時に受けられます)
あがり症克服セミナー(東京、大阪)

岩波英知’s ドリームアートの神経症克服セミナー(東京、大阪)

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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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通い形式集団コース(10回)
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※現金一括払いのみとなっています。


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脳覚醒セミナー(東京・大阪)、覚醒瞑想プログラム

東京・大阪の事務所を岩波先生は行き来しています。 東京滞在時、大阪滞在時の正午から夜まで行っています。

※火曜日・金曜日は岩波先生は出張等のため事務所にいません。

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