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  岩波の言葉・講演 短編集U

自己啓発、神経症克服、あがり症克服、無意識、潜在意識、瞑想系言葉集
1. コンプレックスについて 2. 人やしがらみ
3. 人との比較とコンプレックス 4. 親の期待としがらみ
5. イメージとトランス 6. 主体性とあがり症
7. 過去のルーツ整理 8. 良いオーラ・悪いオーラ
9. 強迫観念について 10. 逃避の行き着く先
11. キレイに収める方法 12. 自分あっての自分
13. 呼吸の思春期の罠 14. ストレッチと呼吸の重要性
15. 自分本位 16. 行動制限と防衛本能
17. 本当のリスクについて 18. 精神的自立と不幸な親孝行
19. 感情的抑圧と演技の繰り返し 20. 能力を全快させる方法
21. フィジカル強化とメンタル 22. 親の抑圧の行き着く先
23. 発想の位置の大転換 24. リスクと覚悟と人の眼
25. 結果が出ないことを考える 26. 思いこみと自信
27. 「八墓村」の「呪い」 28. 脳覚醒トランスにおけるルーツ整理
29 弱いトランス呼吸法のすごさ 30. 知恵使いすぎの顛末
31. 冒険の重要性と注意点 32. 真の効率のよい脳みそ
33. 「あるがまま」 34. 頑固と偏屈と完全主義
35. 自己主張の意義 36. 会話をするな
37. 考える事の代償 38. 人に迎合した生き方
39. 漠然とした不安感の処理  
   
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1 コンプレックスについて

「だめだな、うまくいくかな」「笑われないかな」「低く見られないかな」ばっかりで呑まれているとハンデができる。

例えば頭髪が薄いことがコンプレックスのかたまりにしている人がいるとする。
一方、禿げていても「だから何なんだ」とコンプレックスを持たない人間もいる。
後者の人間を見ても、その人が薄いとかどうかなんて、どうでもよく思える。
その人の価値を全く減らしていない。
逆にその姿勢と思考がかっこよく思わせてしまう。
凄く自信を持って生きている人、異性なんかどうでもいい、生き様だけあればいいという生き方をしている人間は、頭が薄かろうが、その生き様でオーラが出ている。
結果的に異性にも好まれる。
それはため息一つでも前者と違う。
何かオーラがある。

自分のコンプレックスに注目して欲しくないとビクビクなっているとひどく損をする。
余計そのコンプレックスだけを自分でアピールしてしまい、他のいいところを見てもらえなくなる矛盾もある。
誰だってもともとコンプレックスのない人間なんかいない。
その後、コンプレックスに呑まれるか「だから何?」になるかの差で大きく結果が違ってくる。

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2 人やしがらみ

人間って意外にあっという間に年をとる。
高校生だ、大学生だと思っていたら大人になっちゃうし、社会に出ちゃう。
30代、40代、50代とあっという間に行ってしまう。
その時に「何をやっていたんだ……」と思っても、人生戻ってこない。
人生一回しかないなら、どうせならたくましい生き様しかない。
最終的に人もしがらみもクソもない。
何歳だろうと、自分の生き様で、「人やしがらみが何だっていうんだ!?」という感じて生きないとやってられない。
悩んで失ってきた時間はそうでもしないと取り戻せない。
過去に戻ってやり直すことなど不可能だから。

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3 人との比較とコンプレックス

比較しすぎるとはまる。
対人関係で緊張する人は、思春期にコンプレックスを感じる。
背が低いだの、足が太い、短いだの、ニキビが、包茎が、スタイルが、髪の毛がどうだの……。
自分が標準だと思う。
自分の都合よく生きていないと、どんどん自己嫌悪を引き寄せてしまう。
比較してはダメ。
プライドもあるし、格好つけたいのもある。だからコンプレックスを感じる。
もし本当に格好つけたかったら、「ニキビが増えたかな、減ったかな」で生きて、それで呑まれるよりは、
「それぐらい何なんだ、ふざけんな!」ぐらいの生き様の方が格好つく。
そのハートが、その人の大きな空気の色(オーラ)を変える。
例えばニキビばっかりに飲まれて、ニキビが一個消えたから喜んでいるようなハートだと、何かあった時、どっちみちそれにとらわれる。
表面的な事象よりも生き様の方が大切。

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4 親の期待としがらみ

親の期待やしがらみが枷になっている人ほど、ワガママを封印し、自分を押し殺す。
無意識的に親の期待する作品になろうと頑張る。
仮に頑張り通せたとしても、親の作品だから生きる実感は感じられない。
頑張っても結果が出なかったり、親が褒めてくれなかったり、逆にけなされたりする。
心に空白が出来た時、「俺の人生は何なんだ……」とむなしさだけが募る。
そして一気にどん底に落ちていく。

もし親孝行を本当の意味でしたかったら、まずは自分の道を親とは関係なく歩むべき。
充実感や満足を得られたら、そのあとで親孝行をした方がいい。
親や周囲の顔色をうかがったり、枷にしてしまう人は、自分の足で真の意味で立っているかまず分析しよう。
自分の弱点は、そういう部分から生じていることが多い。
それを自覚した上で、今までと違う道や異なった空気から変わっていく方が、むなしさやから脱出できる。
「親も世間も何もないぞ!」と走ってみたら、逆に親にはじめて余裕を持って、しがらみなく精神的な抑圧もなく接することができる。

親は親なりに生き方があったけれど、子供は子供主体で生きなくちゃ、生まれてきた意味が無くなる。
今は封建時代でも、家父長制でもない。
生きていて何か楽しい、充実していると思えるのは、自分が主体的に生きている時がほとんどだ。

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5 イメージとトランス

トランス呼吸法はすごく重要な要素だけど、イメージである強烈な感覚を引き出すこともできる。
呼吸も暗示誘導も何にもせず、自分だけでリラックス感や、脳が覚えている特殊な感覚を思い浮かべるだけで、ふわーっと別世界に入り込んでしまえるようになる。
知恵全快でやっちゃうとイメージの世界に入っていけないから、いかに想像力を広げるかが重要。
脳の条件付けは想像力を広げていくことでもある。

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6 あがり症と主体性

「どう思われたかな、緊張しないで落ち着いていればいいな」と思う人がいる。
その一方で、人を緊張をさせているような奴ほど悩んでいない。
自分がどんな風に生きてやるかが何よりも先。
貴方はどう思われるかの為だけに生まれてきたわけじゃない。
「俺の心ばれちゃったかな?」 「私の顔、どういう表情かな?」
逃げる方向に行くと、どこまでもはまってしまう。

「私は今日何を訴えてやろうかな、皆にわからせてやろうかな」
「俺は喋りたいんだ」と思えるとあがらない。
主体性を持ってどう発するかと、どう人に思われるかでは、方向が真逆に進む。
今やっているものとは、逆の思考じゃないとマイナススパイラル脱出は難しい。
一生解決できず、ずるずるともがき苦しみかねない。

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7 過去のルーツ整理

明日目が覚めたら悩みを気にしない、気にならないということはない。
過去があるからこそ今起きている。
そこを無視してしまうといつまで経っても亡霊のようにつきまとう。
仕事があるから考えないようにしようと思っても、そこで抑圧してしまう。

その人なりにそうならざるを得ないものがある。
親に言っても、わかってもらえない。そこでまたおかしくなる。
人に歴史あり。
そこを無視しない方がいい。
最初はきついけれど見つめることが大事だ。
トラウマや抑圧があるとおかしくなる。
見つめて整理がついてくると、原因へのこだわりが減って消化できてくる。

恐怖にも不安にも裏に筋書きがある。
過去を無視しようと切り替えようとしても、心が追いつかない。

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8 良いオーラ・悪いオーラ

生き様を持っている人は、どんな偉い人、強い人の所に行っても、自動的にオーラを発している。
それを向こうが自動的に感じてくれる。

怯えて生きていると、それだけのオーラを人は読み取ってしまう。
相手は意識しなくても感じてしまう。
読み取らないと思うかもしれないけど、生き様までも心のどこかで読み取られる。
実は知恵での状況判断がその人のいいオーラを目減りさせているんだ。

生き様を貫くのは主体的覚悟や勇気が必要。
状況判断とは対極に位置するものだ。
そこで生まれた生き様がいいオーラを生み出す。
だから、うまく話そうとかコミュニケーションをとろうと思って小細工に走るよりも、原点からやっていく。
早い話、会話なんかくそくらえの世界になる。
そっちのほうが人は高く評価してくれるし、いいことずくめだ。
そのコツを伝授できます。

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9 強迫観念について

ある意味、強迫観念は誰にもある観念。
しかし、たとえば不潔感一つとってもそう。誰だって、不潔はいやだ。
しかし、どこかで線引きをして生活している。
日常生活に悪影響が全く来ない線引きだ。
不潔への嫌悪感は当たり前、無くちゃおかしい。

強迫観念を消そうとしてしまうと、ますますとらわれて、さらに強化する負のエネルギーが増幅させてしまう。
何千回も 何十時間も、その観念だけにとらわれることになってしまう。
いきすぎてしまう。
かといって、やり尽くせもしない。
不安はそのまま続いてしまう。

強迫観念は行きすぎて自滅しない限りにおいて、なくちゃおかしいもの。
身の危険、不安や恐怖とすべてリンクしているわけだから。
でも、そこで全面戦争に入ってしまって、エンドレスで悩みが続いて、気が休まらなくなる。

その辺でよし、とまずはするしかない。
ストレスの要因で更に増幅するものだから、ステレス要因も外していくこともしていく。
同時に、強迫観念はあって当たり前だから、騒ぐことじゃないとすっかり認識すること。
それをやっていけば、必要以上に極端に観念に呑まれることは少なくなっていく。

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10 逃避の行き着く先

逃げてばっかりいると悪い発想しかできない
悪い発想をしてしまうから逃げてしまう
エンドレスの悪循環をずっと続けていたらどうなるか
このままじゃいけないという気づきが必要になる。

でも、人間なんだから戦闘態勢全快でいることはいつかガタが来る。
羽を休めるための休息地が必要だ。
しかし、逃避の常態化はマイナスになる。
逃避は一瞬は楽になれる。
しかしそれが惰性化してしまうと、逃避自体がマイナスの感情と思考を吸い寄せることになる。
そうなると、一時しのぎもできなくなり、かといって打って出てみることも恐怖。
恐怖と不安と焦りばかりの海で溺れ続けることになる。

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11 キレイに収める方法

知恵を使って何でもキレイに収めようとすると、キレイにいかないし、悪い方向に行ってしまう。
切れ味や脳力が逆に奪われ、しがらみだらけで窮屈に生きざるを得なくなる。
キレイに収まらなかった時、うろたえたり自信を簡単になくしてしまってジレンマに陥る。
どうせなら、キレイに行っても行かなくても関係ないぐらいの決意でやっていったほうがいい。

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12 自分あっての自分

人から認められようということにエネルギーを使うと、「人があっての自分ありき」だから、長続きしない。
自分の照準であくまでいく。
何のための人生なのか? 結局は自分である。
親でも世間でも上司でもない。
設定は自分の動機で行く。
それでいけなかった人は、ますます自分を見失い悩みやすくなる。潰れやすくなる。
自分あっての自分じゃないと、生きていて楽しい実感は湧いてこない。

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13 呼吸法の思春期の罠 

呼吸法では、意識を飛ばそうとしたり、変性意識状態やトランス状態に入ろうとすると逃げてしまう。
欲をかくと逃げてしまう性質がある。
最初は先入観がないから、あんまり考えないでやっているけれど、一度ある特殊な体感に入ってしまうと
どうしても人間だから、どうにかより深めたいと欲をかいてしまう。
知恵とスケベ心が深まりの邪魔をする。

これは一種の呼吸法における思春期のようなもので、自意識が高まってしまう。
その時に、一度すべてを捨てる気持でどうでもいいや、なるようになれ、ただあるがままにやればいいと思うのがコツ。
初心に戻ってただガムシャラだった「呼吸の子供時代」を思い出すとか。
もちろん惰性ではダメだけど、意識がかかりすぎると努力感に比べて見返りが何にも求められず、
特に焦りやすい人はますますドツボにはまってしまう。
「意識が変容してもしなくても、手足にしびれが来ても来なくても、リラックス感があってもなくてもいいや、とにかく
呼吸だけをやるんだ」
この気持でやればいい。
理屈化・複雑化することはないし、もっと単純明快にズカズカとやっていくべき。

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14 ストレッチ法と呼吸法の必要性 

知恵を使いつづける人生だとと体が硬くなる。
思っている以上に頭や体にしわ寄せがきてしまう。
疲れやすいのも神経を張りつめて生きてきたのと同時に、体が固まって柔軟性が無くなっているから。

体の緩みは特殊なストレッチや呼吸で作り込むことができる(やり方を教えます)。
いきなり呼吸で成果を収めようとしても、体がかたいとリラックス感を味わいにくい。
それでもやり続けると、体の芯から緩みが広がる。
確実に体が固い人でも、芯からの緩みを創り出せる。
自分の時はそういう教材も手本もいなくて、ただ二年半毎日呼吸をやり続けたけど、いまは結果がちゃんとあるから
うまくいっても行かなくても、やり続けて欲しい。

今は体が固い人でも、脳覚醒トランス状態に入れる技術を開発したから大丈夫だけど、それでも反動で胃がむかむかしたり、船酔いになるから、
ストレッチ運動や呼吸法を念入りにやってください。
次第に体と脳が慣れてきて、あとは非常に心地よいリラックスや、強烈な恍惚感みたいなものを味わえるようになるし、それが持続するようになっていきます。

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15 自分本位

人間は自分さえよければと少なからず思っている。
人が不幸になろうが、自分が幸せになればいいと思う。
(例外は肉親関係)
自分の都合とエゴで生きている。
その人間の本質を冷静に受け止めて生きていくべき。

つまり人に期待して裏切られることが多いということ
自分の思い通りには問屋が卸してくれないこと
ということは、生きるってことは怪我を避けて通れない。
それらをすべてひっくるめて覚悟を持って生きていくしかない。

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16 行動制限と防衛本能

頭でわかっていても行動に移せないのは、防衛本能とリンクしている。
悩みが強くて、それが長く続いていると防衛本能を強化してしまう。

防衛本能があんまり強いと暗示を入れても長く持たないし、変性意識も続かない。
まずは訓練も必要だけど、ルーツと今までの思考回路を整理したものを脳に入れ込まないといけない。
そうすると防衛本能で狭くなっていた心の余裕が広がっていく。

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17 本当のリスクについて

リスクを背負った人間は、実はリスクを背負わないですむ。
リスクを避けたい人間は、リスクと抱えきれないほど背負い込むことになる。
これは二律背反的だけど、実際そうだ。

ただし、「リスクを背負えばいいんですね? じゃあ明日から背負います!」と思ったとする。
でも、リスクを背負いたくないために、リスクを背負う覚悟を持とうとすると、覚悟とはほど遠くなる。
ただの小ずるい対策に終わる。
覚悟を決める時は、リスクを本当に背負ってもいいぞという覚悟じゃないといけない。
それ以外はない。
これはいくら考えても、リスクを背負わない回避の選択に行き着くのがオチ。
感情や信念といった、本能と密接にリンクした世界から構築していくことが一番。

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18 精神的自立と不幸な親孝行

親が現在の悩みのベースの場合、親元から離れて逃避したとしても、ちゃんと無意識の所で「呪い」がかかっている。
自分の中で処理していかないと、自分が存在する限り、親の絶対的影響の蓄積は、物理的回避だけでは外せない。
ひどいと、怨みが晴れないのに、同居して養われていたり、逆に親の面倒を見なくちゃいけない人もいる(不幸な親孝行)。
そうすると余計鬱憤が溜まる。自分の心の抑圧が消化されていないのに。

いずれにしても、それまでと生き方をしたんじゃ、ずっと同じ思考と対策と行動のコピーを繰り返してしまう。
親の精神的なくびきを外すためには、同じ生き方をしていちゃいけないことになる。
十年後、二十年後も同じことを繰り返す想像が容易にできてしまう。
だから、今までと自分の周りの色や空気を変えていく必要が出てくる。
親の期待や考えに縛られることの悪影響を知り、自分の考えや信念で行ってやるぞ! という気持が大事になる。
これは、親が直接的な原因じゃない人にも当てはまる。
親の眼や期待は少なからずどこかで感じて生きている。
それに窮屈を感じて生きている人も多いから、やはり自分の主体的な意志が閉塞感を突破する原動力になる。

親孝行は確かに大事だけど、そちらのほうが幸福な親孝行が結果的にできる。

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19 感情的抑圧と演技の繰り返し

心の抑圧はものすごいものがある。
死体のように隠しても腐臭は隠せないのと同じこと。
自分自身の心なのだから、演技して人から悩んでいるように見えなくしても、
ことあるごとに潜在意識レベルの抑圧が悪さをしてしまう。
一時しのぎはできても、長い人生で隠しきれるものではない。
ましてや自分自身には嘘をつききれない。
演技と知恵の繰り返しで心身共にボロボロになってしまう。
なかったことにしたくても、一度起きてしまった以上、難しい。
残酷だけど、事実そうなんだ。
感情的抑圧を発散させた時、今までにないぐらい気持が軽くなる。

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20 能力を発揮させる方法

脳みそは、「どうやってやるか」では働いてくれない。
結果を何が何でも出すことから、物事を逆算して組み立てていくと違う。
そして期限を決めること。
火がついた時、おそるべき発想が生まれる。
追い込まれた時にそれが一番発動しやすい。
逆境こそパワーと切れ味が増す時だ。
だから、危機に直面してもがたがた騒ぐこともない。
危険だからこそ能力が発揮でき、切り抜けられるものだと脳に叩き込んでおくとベスト。
心構えと感情的動機付けを強く押し進めていきます。
当所の類い希な技術を使って、各分野で能力を発揮していきましょう。
自己肯定も、能力を発揮している人にだけどんどん積み重なっていくものだ。

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21 フィジカル強化とメンタル  

ハート(精神力)と体力の強さは別。
少しは関連しているが、体を鍛えても、いくら体力を増しても、ハートの鍛え方を知らないと宝の持ち腐れ。
メンタル面の強化方法を教えていきます。
フィジカルトレーニングや格闘技で体を一生懸命いじめ抜いてきても、メンタル面が比例して、期待通りに上がるかというとそうでないことが多い。
メンタル強化は、肉体の鍛え方とは質が違う。
ましてや、防衛本能が高じたが故に、フィジカルを鍛えて自分の身を攻撃から守ろうと執着してしまうと、防衛本能だけ強化してしまって、怯えを呼びやすくなってしまう。
その体の鍛え方では、メンタル強化がついてこないばかりか、無意識では防衛本能を増すだけに終わってしまう。
防衛本能は、不必要にあればあるほど、がんじがらめで身動きを取れなくなってしまう。
強くなりたい願望が逆に自分を追いつめてしまう矛盾がある。
メンタル強化こそ、現代の人間社会を生き抜く術です。

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22 親の抑圧の行き着く先

親に反抗しないまま、いい子を演じてきたり、親のプレッシャーに萎縮してくると、ストレスがたまり続ける。
その負荷が様々なマイナス感情の原因・遠因となる。
マイナス感情は誰だって無縁じゃないけど、はけ口をつくることができないまま生きて来ちゃうと、抑圧がヘドロのように溜まり続ける。
マイナス感情が先に流れていかず、淀み、必死で抑え込んでいた無意識下から、常に感情に悪さをする。
環境が昔と同じままだと、いくら家で静養しても、抑圧のはけ口が見いだせないから悶々としてしまう。
自分の家だからといって、逃げ場はどこにもない。
四六時中不安と戦うことになる。
かといって、親の影響下から抜け出す気力や勇気もない。
それは、あまりに無意識下に溜まり続けた抑圧が、マイナス感情となって、精神力・気力までも奪ってしまい、ボロボロの人間になってしまうから。
「自分がない」人間は、非常に病みやすく、傷つきやすく、崩れ去りやすい。

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23 発想の位置の大転換

発想の位置を変えてみる。
「どう見られるか、どう思われるか」ではなく、「人をどう口説くか、人に自分の思いをどう伝えるか」だ。
悪い奴で、全然緊張しない奴なんかは「人をどう騙すか」にばかりに発想の位置をおいている。
見られる・思われるベクトルなんか入り込む余地がないから、悪い緊張とかアガリとは無縁だ。
しかも、なぜか成功している。
脳みそが足りなさそうなチンピラのくせに、だ。
例は悪いけれど、極端に逆の位置を示した方が話が早い。

一度、自分がどういう発想の位置で生きてきたのかを分析して、効率が悪いと思ったら、発想の転換をしていくべき。
私は人よりも発想の位置が違うし(先に挙げた悪い例:騙すとかそういう意味じゃない)、少なくとも悩んでしまう考え方をしていないから、教えることができるし、
従来の考え方がまずい、転換したいと思ったら、力になれることが多いと思います。

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24 リスクと覚悟と人の眼

何で人の眼を気にするか? それはプライド、見栄からくる。
周りの目に対しての自分の目から発症する。
自分主体で生き、それが徹底されると関係なくなる。
そこまでしないとダメ。
「あいつ、おかしいよな」「変わっているよな」と思われたら嫌だ、お終いだと思うまずい部分があると、ますますとらわれが強くなる。
それすら背負うこと、つまりそれはリスクだから、リスクを背負う話に通じる。
いつまでも背負えない人間は、一生「人にどう思われた、どうしよう・・・」を繰り返してしまう。
逆にリスクを選ぶ生き方ができた時、お金を出しても買えない強さと自信をダイレクトに獲得できる。
どんな小さな行動にもリスクはついて回る。
生きていくということは、どんな局面でも色々な覚悟の積み重ねしかない。

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25 結果が出ないことを考える

結果が出ないことを考えても悩んでも何も始まらない。
それを永遠と繰り返すとコンピュータまでおかしくなる。
更なるストレスを拾い上げ、脳の働きまで鈍くなっていってしまう。

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26 思いこみと自信

世の中には自信を持っている奴がいっぱいいる。
なぜか?
子供の時に親が「お前ってすごいな」とか価値を認められて育ったから。
存在を認めてくれないと子供は自信が育たない。
本当はすごい価値を持っているのに、コンプレックスがある人間になる。
親がけなしても、先生が自信を持たせてくれる場合もある。

格好が悪いような子供でも「お前ってすごいな」と褒められていると、思春期になって容姿へのコンプレックスが起きにくい。
整っていない顔でも、いいオーラが出ているから、異性にもてる。
キレイでもそれがないままだと、「美人」「かわいい」という褒め言葉でも裏があるんじゃないかと疑ってしまう。
その人の自信はもともと持って生まれたものじゃなく、育った環境が非常に大きい。
頭の良さもそう。いい点数をとっても「もっとできる、頑張れ」しか言われていないと、自分のすごさに一番自分が気づかず一生を終えてしまう。
自信のある・ないは、スキルがあるとか顔が綺麗だとか関係ない。

つまり、自信がない人も、自信のなさは幻想に過ぎない。
思いこみは本当に恐ろしい。
良くも悪くも、その人の人生を決めてしまう。
思いこみは一種の暗示だから、その手伝いをしていきます。

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27 「八墓村」の「呪い」

生まれてきて、ずっと同じ環境や場所で育った人は、例えばマンハッタンや南の島がどういうところか実感としてわからない。
もしかしたら、環境が悪いところ(悩んでしまいやすい環境)で育った人は、そこが「八墓村」だということすら気づいていない。
その村しか見ていないから、他に竜宮城やシャングリラがあるなんて想像つかない。
貴族の邸宅とか、高層ビル群とか、エメラルドブルーの海だとか。
みんな、歩いている人も同じ村出身なわけだから、他の世界がどうだとか想像もつかない。

つまり、ルーツ整理をしていて、悩みの原因がわからない、思い当たる原因はないと思っていても、
実は「八墓村」の呪われた環境にどっぷりつかっていた、そのものが原因だったりする。
しかし、その環境が当たり前の人には、原因とは思えない。
実感できないのは、他の家庭環境など、比較する術を持たないから。
外の世界を知っている人なら、その環境そのものが、現在の苦境だと気づくけれど。
他の世界に飛び込んだ時に、はじめて生まれ育った環境こそ、生きにくい種があったと気づく。

言いたいことは、同じ環境にずっといて停滞していたら、気持が上向くきっかけなんて永遠に来ないと言うことだ。
「八墓村」から脱出することは、ある種のリスクを感じるだろうし、恐怖でたまらないだろう。
だが、本当のリスクや恐怖は、ずっとこのまま惰性で停滞して生きて、その先に来る最悪な状況のほうだ。
その二つをよくよく比べてみると、何らかの刺激を得られるはず。

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28 脳覚醒トランス状態下におけるルーツ整理

ルーツ分析・整理作業は、冷静に分析することも大事。
しかし、普通の意識の流れじゃない時、そして感覚絶対的優位である脳覚醒トランス状態のときにやるともっと心に整理がかかる。
心が整理がついてくると、焦りや頭の混乱、パニック状態が治まってくる。
つまり、おぞましい病的なマイナス思考や悪い感情に呑まれることがなくなっていく。

脳覚醒トランス状態や超変性意識状態で、潜在意識が顕在化している時、冷静にルーツ整理を自分の頭の中でかけてみる。
そうすると、理性や知恵、必死の努力では決して手が届かなかった、無意識におけるルーツ整理がかかる。
そうすると平穏な気持が生じる枠が生まれてくる。
そういうこともできます。

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29 弱いトランス呼吸法のすごさ

当所で行うトランス呼吸法には、様々な強さ、長さの呼吸法がある。
その中で、脳に強いインパクト(条件付け)を与える強めの呼吸がある。
それは男性型の呼吸法とも言うべきもので、変性意識の持続力がない。
逆に弱い呼吸法は、女性型であり、非常に長い持続力がある。
(男は強い呼吸が向いている、女性は弱い呼吸がいい、という意味ではない)

その二つを組み合わせることで、お互いの短所を打ち消し、長所を発揮できる。
暗示は長く効いた方がいいに決まっている。
しかし、暗示が深く入り込まなければ意味がない。
暗示を深く長く浸透させるために、その時々によってトランス呼吸法を使い分けて欲しい。

弱い呼吸法は、不必要な自己防衛本能を弱め、体を結果的に芯から緩めてくれる。
変性意識の質も、まったく強く呼吸で創り出したものとは違って、上質な感じでもある。
そして、どこでもできるため、適用範囲が非常に広い。
暗示の浸透性の時間も非常に長い。
疲労も取っ払ってくれるし、健康にもいい。
ストレス耐性の枠も広げてくれ、心身とも受け流せるようになる。

いいことは非常に大きいが、雑念との戦いに入りやすい。
そこで呼吸にも覚悟が必要になる。
雑念の悪条件の中でも呼吸をするという覚悟だ。
雑念は打ち消してゼロにするのではなく、その中でもやってやる気持だけあればいい。
それができると、一生ものの武器になる。

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30 知恵の使いすぎの顛末

人間は何も考えないで生きられると快適に暮らせる。
頭をフルに使って考えるから、「この次はどうしよう、こうなったらどうしよう、このときはああしよう」となる。
もうやることなすこと多すぎて、頭がオーバーヒートする。
頭を使いすぎると、逆に脳の働きが鈍って、能力が発揮できない。
考えて対策をとった見返りがあるかというと、不安を引き寄せるだけ。
行動力もそがれ、「どうしよう・・・ああなったら、こうなったら・・・・」ばかりになる。
その対策のためにますますオーバーヒートした頭をフル回転しようとする。
ますます使い物にならなくなり、辛酸だけを舐めるようになる。
普段難しいことを考えない人は、いざというとき脳をフルに働かせることができる。

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31 冒険の重要性と注意点

精神を上向かせるために、冒険はとても大事だ。
これをしないでいると、一生悩むソフトをバージョンアップしつつ、悩み続けてしまう。
頭の中で解決しようとすると冒険する勇気が湧いてこなくなる。
冒険といっても、小さな冒険をコツコツとやるだけでいい。
最初からホームランを狙う必要はない。
そして、完璧に結果を求めると何にもできなくなるから、完璧主義も捨てるべき。

冒険をする時の注意点がある。
冒険のコツは、今までと違うソフトを使ってしようとすること。
今までと同じ思考や受け止め方で、冒険をしてはいけない。

例えば、人間関係で悩む人が、一人で海外に冒険しに行く。
これは誰にでもできることじゃないし、とても勇気のいることで、掛け値なしに素晴らしい。
が、「どうでもいい、私は一人でも生きていく!」という覚悟がないまま、「人に好かれたらいいな」と今までの気持でいくと、
海外に行っても「私はダメだ」という失敗だけを拾って帰ってきて、ますます思い悩む。
覚悟を持っていて冒険するのと、しないのとでは、マイナスだけを拾うか、プラスだけを帰ってこられるかの違いが出る。
プラスを多く拾えると、冒険をする時の勇気以上の成果と価値が、自分の中に定着してくれる。

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32 真の効率のよい脳みそ

本当の意味で、頭や脳の働きを効率よくしたい時、効率よくしようとする知恵を使って、元を取ろうとすると失敗する。
得をしよう、見返りを求めようとして、知恵をフルに使うと、複雑化させてしまい、くどくなる。
そして割り切りがつかなくなり、疲労困憊に達する。
続ければ続けるほど、効率の良さとかけはなれた結果に陥る。
割り切りのつかない脳みそほど、役に立たずにストレスがたまるものはない。
そして、せっかくの頭の良さが活かされず、埋没していってしまう。

そういう意味では、脳の使い方も呼吸法もなんでもそうだけど、無駄をも甘受する心構えでやった方が、真の効率の良さに通じる。
目的地に行くのに、飛行機か船かの違いぐらいある。
下手すると前者の方法だと、経由地に達するどころか、一生同じ「思い悩みの土地」を彷徨することになる。

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33 「あるがまま」

私(岩波)の思う「あるがまま」について。
「あるがまま」はとても素晴らしい思想だ。
たしかに本当に「あるがまま」になったら、悩みなんて消えてなくなるかもしれない。
必ず心の平穏が訪れるだろう。
普遍的であり、いつの時代の人も「あるがまま」の境地に心惹かれる。
そして、それで救われてきた人は数知れないだろう。

しかし、悩む人の前提として「あるがままになったら治るんですか?」というものがある。
その時点ですでに「あるがまま」ではなくなってしまう罠がある。
一番「あるがまま」と対極のところに位置してしまう。
そこが非常に難しい問題だ 。
「あるがまま」が本当に素晴らしい証拠に、十年、二十年とそれ求め続けていく人がいる。
しかし、そんなに長い年月をかけても「あるがまま」に達せず、理論だけが先行している「達人」がいる。
それで、悩みが解決したかというと、まだ「あるがまま」を追い求めている。

わたしの思う「あるがまま」とは、冒険や自己主張をしてみる。
それで怪我や失敗があっても、何があってもかまわない、それらを覚悟して生きる、と「あるがまま」をとらえている。
このせわしい世の中で「あるがまま」を別の視点から少しでもつかむためには、そういうことをやるしかないと思う。
観念や思考、哲学だけでは「あるがまま」の境地に達することは非常に難しい。
だからこそ、別アプローチをどんどんしていくべきだと思う。
それが最終的な心の平穏に落ち着く近道だと思っている。

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34 頑固と偏屈と完全主義

頑固・意固地な人がいる。
それが信念や覚悟とリンクした場合、大きくプラスに作用してくれる。
しかし、警戒心が強いから起こる頑固もある。
気を許せない、気を許したら最後だと思っている人に多い。
自分を守るために作られた頑固は、本当の頑固じゃないし、対人関係もうまく流れなくなる。
周囲との軋轢で身も心もくたくたになってしまう。
ホッとできないことばかりだから、悩みをどんどん引き寄せてしまう。
そしてひどくもろくなる。
頑固な人は強いはずなのに、弱くなってしまう。
同じ頑固という性格でも、悩みとリンクした要素は、自分を不幸にしてしまう。
自分の完璧主義は、自分の身を守るため(防衛本能)から発している場合、考え方を変えていく必要がある。
そうしないとますます固定観念が強くなって、柔軟な発想ができなくなる。

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35 自己主張の意義

自己主張の効果は、自分も主体的に意見を述べることができて、ストレスがたまらない。
気持ちがいいし、気分が乗る。
言われた相手も、自分の存在価値を認めてくれる、ということ。
しかし、相手に認めてもらおうと、自己主張をすると本末転倒になる 。
自己主張するからには、主張したことのリスクを受け入れる覚悟を持ってやる。
結果を求めない。
その上で相手が認めてくれたらそれでよし、認めてくれなくても、自分の主張を言ったんだと胸をはる覚悟がいる。
その前提があって、初めて自己主張は思った以上の効果を発揮する。

もうひとつ、自己主張は暴発ではない。
我慢に我慢を重ねて主張したのでは、ただの錯乱になってしまい、ますます状況を悪くしてしまう。
自己主張は玉砕ではなく、効果的な攻勢だ。
だから普段から自己主張を小出しにしていく。
そして、潤滑油を流して、さらに小出しに自己主張をしていく。

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36 会話をするな

話が苦手な人は、無理に会話をする必要はない。
何か話そうと焦るとますます頭が真っ白になり、それが相手に伝わり、気まずい沈黙になる。
会話をしようとするからうまく行かなくなる。
だから、会話をしなくていい。
単語単位で言葉かけをするだけでいい。

ただし、挨拶ひとつするにも、オーラが必要。
事務的にブスッとしてはいけない。
カラッと明るく素直にたった一声かけて、あとは話さなくていい。
それ以上話しては駄目だ。
最初は訓練が必要になるけど、普段部屋で一人で声かけの練習するといい。

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37 考える事の代償

知恵は社会生活に必要だが、人間対人間の場合、邪魔になることがほとんどだ。
考える行為自体、スピードがなくなり、パワーも減らし、その人の価値まで減じさせてしまう。
それを防ぐために、人は更に考えようとする.
いつまでも自分の弱点を乗り越えられないのは、考えることばかりして得点を取ろうとするからだ。
人対人の関係は、絶対的に本能優位だ。
理性肥大化のツケは、努力の割りに報われない人生につながってくる。
本能を大事にする生き方ができたら、結局は脳力を誰よりも使える。
考えに考えて得られるものは、勉強以外の人間生活の営みに今までどれだけのものがあったのか? 
むしろ自分を追い詰めはしなかったか?
生きている実感は、思考からは決して得られない。

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38 人に迎合した生き方 

学校生活・社会世界・・・・周りから浮かないように、人に迎合して生きてくると、自分を見失う。
もちろん、人に合わせて生きる人は、それが正解と思ったり、そうしなくては生きていけないと思ったからやってきた。
親や育った環境の教えや押し付けだったり、苦悶の末、獲得した生き方だったりする。

しかし、そのしわ寄せは必ず来てしまう。
人に合わせようと努力しても、個性を発揮できないため、どうも生きている実感を得られない。
実は多くの大人は、どこか虚無感を感じながら日々を惰性で生きている。
なぜ俺は生きているのか、なぜ存在しているのか、人生とはなんなのか? 幸せとは何か?
そんな自問自答して、時には目を背けて生きている。

もっとひどいと、自分が何者かわからなくなり、どんどん抑うつ状態になっていく。
しかし、いまさら自己主張して、実感を得ようとする恐怖もある。
ましてや、人に合わせてなんとか今まで生き延びてきた人は、その生き方まで否定されるとひどく戸惑ってしまう。

自分を殺してまで人に合わす生き方も、小出しでもいいから自己主張して個性を発揮して死ぬのも同じ一度きりの人生だ。

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39 漠然とした不安・孤独感の処理 

理由がなんだかわからないけれど、不安や孤独を抱えている人の数は実に多い。
その場合、多くが潜在意識や無意識に抑圧してきたはずの不安や孤独感の種が時々意識上にちょっかいを出してきている。
人は都合がわるいことを、潜在意識に抑圧して、平穏に生きようとする。
それが単発的な場合、悪影響を受けずに、次に気持ちが切り替わることができる。
しかし、断続的な不安状況にいて、なおかつ抑圧を発散する機会がないと、潜在意識に抑え切れないドロドロとした不安のマグマが噴火してしまう。
マグマ噴出が継続的になったものが、漠然とした不安や孤独感、虚無感となって現れる。

そういう人は、常に心が晴れな くて、落ち着かなくて、頭がぼんやりとしてしまう。
特に理由がないのに、どうも落ち込んでいるな、というのは、恒常化した潜在意識の抑圧が常に心や脳を襲っているからだ。

不安の種は、何も大きな事件やショックな出来事ばかりではない。
自分の人生に必ず小さな原因の集合体がある。
そこの抑圧処理をしていくことで、心や脳が落ち着いてくれる。
逆にそれをしないで、無理やり元気になろうとしても、ジレンマに陥って苦しむだけになる。

かといって、抑圧処理は潜在意識で行わないと届かない。
だから、脳覚醒トランス状態という特殊な意識の世界に入ったあとに、ルーツ整理をすることで、心がほっとしてくれる。
漠然とした悩みもどんどん薄らいでくれる。
抑圧は感情だから、抑圧処理もある感情が渦巻くときにやってはじめて可能になる。
感情は感情でしか太刀打ちはできない。理性では不可能だ。

当所のトランス・ルーツ整理は、非常に抑圧処理に効果的です。

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