Dream Art Laboratory


心の悩み心の悩み好転への恐怖と屈折した心の矛盾

心の悩み好転への恐怖と屈折した心の矛盾 岩波英知の言葉

変わりたい、でも変わりたくない

自分が変わることに恐怖と不安を持つ人がいる。
変わりたいのに変わりたくない。
改善したいけれど、現状維持が一番面倒くさくなくていいかな、と。

とはいっても、それも生きる上でとても不都合だし、このままいったら未来がないことを知っている。
ならば変わるしかないけれど、何か不安だ・・・。
できればこのまま寝ていて楽して良くなりたいな、と考える。

変わることの苦労を考えると、 一時しのぎの対策をとって、どうにか人生を全うできればいいな。
やらない言い訳を悩みの症状のせいにして、そこに逃避してしまう人もいる。
だから、人間の心って本当に複雑怪奇なんだし、矛盾に満ちあふれている。

現状維持や低いけれど安定の生活を求めたらもっとジリ貧化する

だけど、残念ながら一時しのぎをして、現状維持のまま、ちょっと楽になっていければいいな、という考えで挫折してきた人が圧倒的に多い。
今日無事平穏に過ごせたらいいなという低い設定目標をし続けると、どんどんジリ貧となっていく。
時間とともに、今日の心の停滞は、未来の悪化につながっていってしまう。
マイナスの精神状態から、プラスが自動的に生み出されることは皆無で、よりマイナスが再生産され続ける。

だから、時間が無為無策のまま過ぎていくことは、神経症や心の悩みを持っている人にとって、一番やってはいけないことなんだ。

生きていたら様々な困難に直面する、それが人生だ

それに生きていたら、突発的事故や天災なんかいくらでも降りかかってくるし、波紋を立てずに一生このまま・・・・なんてことは難しい。
大切な人がいなくなるかもしれないし、仕事を持っている人は過度のプレッシャーやストレスにさらされるかもしれない。
人間関係でトラブルが起きるかもしれないし、病気にかかるかもしれない。

そこでまたショックを受けたり悩む。
理想の現状維持や、波風立たない平穏無事な人生なんて、全く保証されていないわけだ。
結局振り回されて、自分がない生き方だった分もろいから、ずーっと同じことを繰り返してしまう。
それでも、変わるのが怖いとなる。

つらい、苦しい、でも変わるのもつらいという逼塞感

ましてや神経症や心の悩みにとらわれている事自体、波風立てずに生きようとしても心に暴風雨が吹きすさぶ一方だ。
現状維持を必死でしても、成功しても苦しい悩みを持つ自分を維持したまま、維持できなければ悪化し続ける悪循環…。
これじゃあ、一生、悪循環の泥沼から抜け出せないはずだ。

そうなると、何が一番怖いか?
何が恐怖かというと、今の悩みが一生続くことの方が一番怖いはず。

変わること、変化に伴う恐怖とよくよく考えて比べてみる。
そこを認識しないと、いつまでもズルズルと地滑り的悪化に陥ってしまう。
そして、ある時に一気に断崖から滑り落ちて、深く暗い谷底に真っ逆さまになるかもしれない。
そうなると、「なぜあの時、克服に向かって行動を起こさなかったんだ」「ああしておけばよかった…」と後悔してももう遅い。

不安で辛いけれど、不安に安住していきたいという屈折した心理

何度も言うが、悩みが苦しい時ほど、不安に安住するほうが楽だとどうしても思ってしまう。
矛盾しているようだけど。
克服に向けて挑戦することの方が不安だし、恐怖だと思う。
その思いこそ本当は不幸なんだけど、あえて不安に安住する道を選んでしまう人が多い。
そういう悩みの罠にはまっていることに気づかないと、神経症の地滑り的悪化を食い止められない。

つまり「楽」という水準がかなり下がってしまっている。
悩んでいない人の「楽」と悩みが深い人の「楽」は水準が違う。

違うんだけど、やっぱり人間は「楽」が一番いい。
その人なりの「(水準の下がった)楽」のままでいいし、変わること、強くなることすら怖くなる。
いいことに対しても不安を感じ怯えてしまう。

その人のせいじゃ決してないけれど、主体性が奪われてしまっているんだ。
それに今までボロボロだったのだから、エネルギーもパワーもなくなっているのも当たり前だ。
それぐらいになるほどまで、必死で耐えてきたことの証明でもあるし、誰が悪いのでもない。

ただし、悩みに限らず…

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自分の悩みから逃げ切れるものじゃない

考えても決して埒が明かない。考えに考えて解決できたか?

人生も世の中も計算通り行くわけがない。駄目で当たり前。だから何?

人生は冒険だ。逃げて駄目なら自ら切れ込むしかない

知恵での解決方法は限界だ、やるべきことは一つしかない

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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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