Dream Art Laboratory


プライドのコントロール(建設的プライドと低次元のプライド)

プライドの高さは必要か。プライド維持方法。プライドの捨て方と建設的使い方

プライド…自分を高め自分の足を引っ張る厄介なエネルギー

プライド……宇宙の高みまで飛ばすロケット燃料とするか、毒性の強い産業廃棄物にするか、プライドのコントロールは非常に大事だ。
これは上を目指す時にも、プライドを低い次元で無駄にエネルギーを浪費しないためにも大きな要素となる。

様々なプライド、その中身

プライドが自分を苦しませてしまう人。
一方、プライドを成功への原動力とする人。
同じプライドなのに、なぜ差がつくのだろう?

同じプライドという言葉だけど、その意味わいは全然違う。
カンフル剤にも毒にも、捉え方一つですぐ変わってくる。

プライドで身動きが取れなくなると、自分で自分を苦しめることになる。
面子を壊された、人がどう見たか、笑われたくないぞ、バカにされたくない、変に思われたくないとか、そういう意味でのプライド。

しかし、もっと高い目標設定をし、頂点を極められる人は、そういうプライドに振り回されていない。
プライドに支配されていたら頂点に行けない。

かといって、プライドがないわけじゃない。
それはプライドのはき違え。
上を目指す原動力としてプライドを活用しつつも、下手なプライドを捨てている。
無駄なエネルギーを浪費して時間をとられるよりは、大きなことをやるために、そんなものに構っていない。

高い目標を成し遂げることに対してプライドを持ち、事業を成功させる! 自分の生き様を刻みつけてやる! もっと厚い社会的貢献をするぞというのが、プライドをカンフル剤にできる人間だ。
プライドの設定位置の高さが違うんだ。

別の道では芸術的、哲学的なものを追求して、すごいものを創作してやるんだとか、自分の心を充たしていく、心を求めていくというプライドもある。
一本筋が通っているプライドで、主体的プライドとも言い換えられる。

受け身としてのプライド、そこにとらわれるとエネルギーを浪費していく

自分をがんじがらめにして追いつめてしまうプライドは、周囲のしがらみ、人の思惑あっての受け身としてのプライドだ。
何の生産性もなくて、小さなことに気を取られて、憤慨したり落ち込んだり、様子をうかがったりし続け、無駄な時間とエネルギーを浪費する。
そして、鬱屈した感情が、ヘドロのように心に積もっていくだけ。

これに支配されていたら、主体的なプライドも無くなっていく。
常に見るのは足元のことだけで、上に向かって使うプライドを見失ってしまう。

足元のプライドばかり見てしまうと、ただ劣等感が増えていくだけで、低い一から抜け出せなくなるし、コンプレックスに比例する『もっと次元の低いプライド』だけが育っていく。
そこに突き抜けた未来はやってこない。

よく『金持ち喧嘩せず』というけれど、成功者は末端や底辺での喧嘩は絶対にしないということだ。
そのムダも損をすることもよく知っている。
成功したい人でも悩みを克服したい人でも、下手なプライドを切り捨てない限り、一生下のレベルで「笑われた、影口を言われた、変な眼で見た」の不毛な争いから抜けられない。

良くも悪くもプライドの持つ圧倒的なパワー

プライドという意味の中には次元の問題もある。
低次元で使っちゃうと、プライド自身が、自分を不安と焦りと恐怖に陥れてしまうことになる。
すべての夢と望みを失わせ、葛藤を起こさせてしまう。

プライドはパワーが本来備わっているものだ。
だからこそ、低い次元で使うと、そのエネルギーが自らを苦しめてしまう。
冒険もできなくなり、高い目標設定を描けなくなる。
プライドがあるから冒険できるはずなのに。

高い目標設定を追求するにはプライドが必要だが、変なプライドがあるばっかりに高い目標を追えなくなってしまう矛盾がある。
生きづらくなるのはもちろんだが、プライドの厄介な所は、悩めば悩むほどプライドの肥大化につながると言うこと。
負のエネルギーばかりが悪循環の中で襲いかかってくる。

負のエネルギーはどこに向かっているのだろうか?
それは潜在意識への負荷となっている。つまり抑圧だ。
この抑圧がますます人を生きづらくさせる。

劣等感を感じるってことはプライドが逆に作用しているってことだ。
自信喪失も不安も防衛本能も、すべてプライドと密接にリンクしている。
プライドも感情の一種だから、いくら「プライドは邪魔だ、いらない!」と言い聞かせても自分を説得できない。

プライドは人をも殺してしまう

実際にプライドが邪魔になっても捨てられない人はたくさんいる。
自分を苦しめている最悪の要因だとわかっていても、プライドだけを維持しようとしてしまう。
不安や恐怖や孤独を、知恵の力だけで消せないのと同じく、プライドは消そうとすると…

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発言者:岩波英知

1946年栃木県生まれ 東京と大阪で世界最先端の独自の脳内プログラムを開催。 誰ももたらすことができない決定的な脳内体感を体験した多くの有名人や芸能人、医師や経営者にファンが多い 。


自著(奇跡の脳覚醒)より抜粋

脳の魔術師、鬼才と呼ばれる心理脳内コンサルタント。 若い頃より人間の計り知れない可能性に興味を持ち、脳に関する独自の研究を行う。 そして、誰も到達できない脳覚醒技術の開発に至る。 その技とノウハウは世界一と称されており、岩波の脳覚醒セッションには、その凄さと評判を聞きつけたクライアントが世界中から駆けつけている。 また、その技術のみならず、岩波の言葉は多くの人に大きな刺激を影響を与えている。


執筆者・編集者:Dream Art Laboratory 担当スタッフ

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