パニック障害と自己客観視

パニック障害の症状には例えばこんなものがあります。
「喉が詰まって呼吸困難になるんじゃないか、窒息死してしまうんじゃないか」
「動悸が爆発するんじゃないか」
「過呼吸になるんじゃないか」
「胸が締め付けられて、どうにかなってしまうじゃないか」
「めまいがしたり、気が遠くなって、このままぶっ倒れるんじゃないか」
「心臓が止まってしまうんじゃないか」
「汗が異常に出て、体が何かおかしいんじゃないか」
「脈が速くておかしくなってしまうんじゃないか」
「気が狂ってしまうんじゃないか」
「一生この恐慌状態が続くんじゃないか」
「これで死んでしまうんじゃないか」など。
これが予期不安となって、ずっと日常生活から外せなくなり、常に不安を感じて生きるようになってしまう。
これが転じて、広場恐怖や閉所恐怖、乗り物恐怖になったり、一人でいることに異様に恐怖を覚えて、どこに行くのも付き添いが必要になってしまう。
そこまでいってしまう。

パニック状態は、自分の頭だけでパニックになっている。
自失神経の交感神経が極端に優位になって、息が苦しくなるとか、動悸が爆発してしまう。
温度の感覚が熱いのか寒いのか、おかしくなってしまう。
それぐらい普通の感覚からずれてしまう。

パニック状態になった時、先ほど言ったように、「体がこのままおかしくなって命が終わってしまうんじゃないか」と思う。
これは誰もがパニックになったら感じることだけど、パニック障害を克服するためには、それだけではいけない。
あたりまえにやってしまう感じ方、思考を続けていったら、ずっと同じことを繰り返し、悪いことばかりコピーしてしまう
パニック障害から脱するためには、一旦、ちょっと自分の思考の置き位置や角度を変えてみる必要がある。

例えば、パニックになりそうな兆候が押し寄せてきたら「お、お前、今ドキドキしているんじゃないか」と第三者的な視点から自分のその兆候を見てみる。
心臓が激しく動いたり、止まりそうな不安感だったら「心臓がどうなるかちょっと見てやろうか、どのくらいになるか」と客観的に自分の身を置いてみる。
距離を置いて客観視してみると「ああ、こんなものだったんだな」と思えたらしめたものだ。
パニックに飲まれる位置から、距離を置くことになり、それがちょっとずつ余裕につながっていく。
パニックっても、その角度で見ていると、静まっていく。
「ああ、続いても○○分ぐらいだ、死ぬことはなかったんだ」という結果がちょっとした自信になる。
「○○分だけ我慢すれば、私のパニックっていつまでも続いているわけじゃないし、静まるんだな」と一つ学習できる。
パニックで死ぬことはない、ずっと続くわけじゃない、と専門家の先生は言うけれど、確かにそれはあたっている。
ただアドバイスされても、「そうなんだ!」という部分がないと意味がない。
それぐらいでパニック障害が良くなったら、こんな苦労はしていないわけだ。
「ああ、そうなんだ、死ぬわけじゃないんだな、おさまるものなんだ」と自分の思考の立ち位置をずらすことで一つ体験すること。
そうしたら、はじめて、その言葉が自分の中で真実に変えられる。

とはいえ、パニック状態って恐慌状態なわけだから、最初簡単には自分を客観視できない。
しかし、心構えがあるのとないとでは、結果に雲泥の差が出る。
極度に体が硬まって、思考も硬直化しパニック一直線になってしまうから、そこを緩める訓練が大事になってくる。
脳に「緩み」「リラックス」を覚えさせて、条件化していくことをやっていきます。
脳は一度覚えた特殊な体感は、一生忘れていない。
普通は引っ張り出すことがないままそのまま過ぎていってしまうけれど、このプログラムではそれを自分でいつでも引っ張り出せるように条件付けをしていきます。
コントロールする技術を教えていきます。
そうするとパニック状態やそれになりそうな自分を客観視できる枠ができてくるから、余裕と自信がついてくる。
パニック障害になると今までの自分の体(思考)への信頼性が一発で崩壊してしまうため、自信を取り戻させてやることが必要。
圧倒的恐怖の中で、無意識に強烈なマイナス暗示が入り込んでしまったのと同じ状態なわけだから、逆ベクトルの暗示を与えていく。
暗示だけじゃなくても、思考の位置をずらすことでも自信を拾える。
そうやって、再び「大丈夫」という精神的栄養を得ていくことがパニック障害克服の大切なことになります。

【パニック障害克服法】

言葉・講演集
Return To Home
 

心理研究所心理・脳内プログラム会話の格闘術メンタル強化脳内覚醒言葉・講演集当所概要お問い合わせSITEMAP